Maison Querre
1897年に創立した一つの会社が、市場の変化に常に対応しながら事業を拡大し、レストラン・小売店への高級ボルドーワインの販売分野で主要な地位を占めるまでになりました。
1897年:テオフィル・ケールがワイン販売会社を創立。
1909年:初めてポムロールに購入したぶどう畑が、シャトー・マゼールです。二人の息子ダニエル(1906-1973)とクリスチャン(1909-1973)が家業を引き継ぎます。
1957年:ダニエルとクリスチャンはそれぞれが自らのネゴシアン社を設立します。この二つの起業はケールのブランド名を国内外で浸透させるのに貢献しました。
1973年:彼らの長男アランとミッシェルが、それぞれ自らの父親のあとを継いで二つの会社の代表となります。
1995年:業績の伸びや市場での地位を考慮した結果、二つの会社を合併してメゾン・ケールと命名することを決め、ミッシェル・ケールが代表者となります。
2007年:30年間にわたりネゴス商の社長を務めたミッシェル・ケールは、自らの引退に伴い自社の事務部門と営業部門をリブルヌ市のメゾン・ヴドレンヌに移譲することにします。これにより、ケール家所有シャトーと契約シャトーのワインがこれまで通り流通することが保証されました。同時にメゾン・ケールの古くからの顧客を迎えたり、彼が引き続き情熱を注いで生産しているワイン(ル・ムラン、パトリ、ブラン・デスパーニュ)のテイスティングを提供する環境が整ったのです。
現代的でリアクティヴ、顧客に満足してもらうための事務・営業部門
生産性の高い流通経路や管理部門、イメージや名声を得たメゾン・ケールは、特にレストランへの優先販売権を有していたこともあり、ここから新たな一歩を踏み出します。
常にコストパフォーマンスに優れたワインを探して提供することと、顧客や販売代理人をいつでも援助できる体制を整えること:これらを常に実践してきたからこそ、フランスや欧州の一流レストランへのワイン販売業者の中でリーダーの地位にたどり着くことができたのです。
独占販売契約を結んでいる20の厳選シャトーに加えて、それを補足する複数の高品質シャトーワインを扱っています。この他、保管や輸送に最大の注意を払いながら格付けワインのプリムール販売も行っています。
フランス国内市場に60人もの代理人を擁するメゾン・ケールは、創立100周年祝いの後も優れた経営、そして生産者との密な関係を生かしたワイン調達により、安定した成長を続けています。